睡眠不足とLDLコレステロールの関係

睡眠不足とLDLコレステロールの関係

コレステロールと睡眠不足の関係

睡眠不足は一般的に健康や体調に悪影響を及ぼすという見方をされていますが、実はLDLコレステロールを上昇させる原因にもなります。

 

脂質を分解するには成長ホルモンの作用が欠かせません。
成長ホルモンは炭水化物やたんぱく質、脂質といった重要な栄養素の代謝を促す物質だからです。
しかし、この成長ホルモンは睡眠中に体内で分泌される性質を持ちます。
そのため、睡眠不足の人は脂質を代謝できず、脂質の一種であるコレステロールも体外に排出できなくなり、結果LDLコレステロールが上昇するという仕組みです。

 

さらにいえば睡眠不足はグレシンという食欲を増加させるホルモンの過剰分泌を招きます
つまり、睡眠不足の人ほどお腹が減りやすく、食事をたくさんとるようになるのです。
その分、コレステロールを多く摂取するようになり、LDLコレステロールが上昇するリスクが高まります。

 

それから睡眠不足によるストレスも問題です。
ストレスを受けると体内で活性酸素が増加し、細胞が酸化してしまいます。
実はコレステロールにはこの酸化を防ぐ抗酸化作用という働きがあります。
そのため、ストレスによって細胞が酸化されそうになると、肝臓や脂肪からコレステロールが血中に流される反応が起こるのです。
こうなれば当然、血中のLDLコレステロール値は高くなります。

 

また単純にストレスによって体の機能が全体的に低下するリスクもあります。
体の機能が全体的に低下するということは、血中コレステロールを調節する機能も低下するということです。
そうなると過剰なLDLコレステロールを回収したり、コレステロールの分泌を抑制したりする機能がうまく働かず、LDLコレステロールが上昇します。

 

睡眠のポイント

LDLコレステロールを上昇させない睡眠のポイントですが、まずは十分な睡眠時間を確保することが重要です。
仕事やプライベートなどで忙しくてもうまくスケジュールを調整して時間をつくるようにしましょう。

 

それから睡眠の質を向上させることも意識しておきたいポイントです。
睡眠の質は高ければ高いほど成長ホルモンが分泌されやすいと考えられています。
ぐっすり眠るための方法ですが、たとえば入浴したり、ホットミルクを飲んだり、日中に運動しておいたりするなど、さまざまな方法があります。
また睡眠中は汗をかいて水分を消費するので、寝る前にお水を飲んでおくといいでしょう。
ただし、飲みすぎるとトイレにいきたくなるので、コップ一杯程度で十分です。