甲殻類(エビ・カニ)
甲殻類(エビ・カニ)を食べてLDLコレステロール対策
甲殻類(エビ・カニ)は節足動物の一種です。
高級食材として用いられることが多く、栄養価が高いことでも知られています。
甲殻類の成分でLDLコレステロールと関わっているのはキトサンとアスタキサンチンです。
キトサン
まずキトサンですが、多糖類の一種を指します。
コレステロールは胆汁の成分となる胆汁酸の素材となり、胆汁は十二指腸に分泌されて脂質の消化を促します。
キトサンはこの胆汁酸とくっつき、便になって一緒に排出される性質があります。
胆汁は本来、脂質の消化を促した後、肝臓に戻って再利用されるのですが、キトサンと一緒に排出されればそれは不可能です。
このことからキトサンは体内の胆汁酸を減らし、それにともない胆汁酸の素材となるコレステロールも減らすことが期待できます。
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■キトサン
アスタキサンチン
次にアスタキサンチンですが、これは甲殻類の色を出している物質です。
抗酸化作用があり、LDLコレステロールの酸化を抑制します。
それから動物実験ではアスタキサンチンによってHDLコレステロールが増えるという報告があります。
HDLコレステロールはLDLコレステロールを取り除く働きがあるので、LDLコレステロールを減らす効果が期待できます。
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■アスタキサンチン